かまいし仙人峠マラソン 

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第8回 かまいし仙人峠マラソン
10/29(日) 申し込み締め切り9/29(金)

今年で第8回目となる「かまいし仙人峠マラソン」標高差約400m、平均斜度4.6%、急勾配急カーブが続く難コースを走り抜けるマラソン大会です。
2010年に第一回が開催され、翌年の震災で開催中止も目されましたが、現在まで続いている大会です。
仙人峠のふもと、甲子町大松から仙人トンネル釜石川入り口の区間となります。
今年のゲストランナーは「猫ひろし」さん
紅葉を楽しみながらのマラソン大会です。
ホテルマルエから仙人峠までは車で約30分。
大浴場も御座います。皆様のおこしをお待ちしております。
第8回かまいし仙人峠マラソン大会
http://www.city.kamaishi.iwate.jp/
◇仙人峠
 古くは鎌倉時代以降から使われ、その後交通・交易として利用されていたようです。明治末期までは徒歩やカゴ、荷物は馬か人夫によって往来されていましたが、標高887mもの仙人峠の頂上を越えるまでには、急な坂道や危険な崖があり道程は厳しいものでした。

近代製鉄の時代、大正明治の頃には、製鐵、鉱石、木炭の需要が高まります。釜石の大橋から遠野までをリフトで荷物輸送をしていたようです。(近代製鉄発祥の地は大橋、橋野高炉は現存する洋式高炉として世界遺産になりました。)

◇釜石線(仙人峠越え)
昭和になると盛岡~宮古の鉄道山田線が開通し、輸送の主流は鉄道になっていき仙人峠の交通量は激減します。
しかし、昭和23年のアイオン台風により山田線が不通となり、仙人峠の往来が激しくなっていきます。この頃から花巻~釜石間を熱望する声の高まりや、技術の改良により昭和25年に国鉄釜石線が開通しました。

◇仙人道路
昭和34年には、自動車の普及や製鐵所のある釜石の需要、市民の声などを受け日鉄鉱業が全長2,528mの仙人トンネルを含む約10kmの「仙人有料道路」が開通しました。
この頃の映像は昭和53年の映画「トラック野郎・一番星北へ帰る」でご覧になれます。

◇新仙人道路
急勾配・急カーブが多い仙人道路は交通量の増加や車輌の大型化により、現代の難所になっていきます。トンネルは大型車がすれ違うには大変狭く、冬はスリップを起こしやすい難所でした。物流の広域化、市民の声を受け平成14年には新仙人道路として開通しました。

*平成20年に開通した竜観洞ICは、竜観洞(洞窟)全長3635m(全国10位)高低差115m(全国28位)と全国屈指の大洞窟と判明したこともあり、追加のIC設置となったものです。
ご覧頂きたい観光名所の一つです。