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HOME | BLOG | 2018年ブログ | 釜石の橋(社線の歴史) 2018年11月 

釜石の橋の歴史  釜石製鉄所社線の経路遺構 

大正2年の地図で当時の橋の位置を調べてみました。
地図は「今昔マップon the web」((c)谷 謙二)により作成加工したものです。今昔マップ http://ktgis.net/kjmapw/index.html

五の橋

五の橋


釜石駅のある鈴子地区には、線路跡が残っている「五の橋」という橋があります。これは昭和40年まで、釜石~大橋間を鉄道社線(釜石製鉄所)のSL機関車が道路と併走していた鉄道遺構です。
釜石~大橋間には「五の橋」の他に、「一の橋」から「二の橋」「三の橋」「四の橋」・・・と順番にあり、その内「三の橋」「五の橋」「七の橋」「八の橋」は、今も現存しています。
*詳細は書籍「釜石の橋めぐり」にてご覧になれます。
 
今昔マップのサイトの地図をお借りして、当時の橋の位置を調べてみました。
*大正2年の地図と現在の地図を比較しています。
 

 ●「一の橋」「ニの橋」「三の橋」「四の橋」

「一の橋」「ニの橋」「三の橋」「四の橋」

「一の橋」「ニの橋」「三の橋」「四の橋」


◇「一の橋」「二の橋」 
「一の橋」「二の橋」は現在建設中の汐立雨水ポンプ周辺にあったようです。震災後、「一の橋」の橋梁が一部露出していたのですが、現在は工事中のためご覧になれません。「ニの橋」は埋め立てられてしまいました。
明治33年釜石港、一の橋と二の橋 国立国会図書館より

明治33年釜石港、一の橋と二の橋 国立国会図書館より


現在の一の橋付近

現在の一の橋付近


 ◇「三の橋」
「三の橋」は新日鐵釜石専用の橋として現存しています。
三の橋

現在の三の橋


◇「四の橋」 
「四の橋」の絵葉書をみると、インクラ山(エンクラ山)を見つけることができます。「三の橋」と連結していたのかもしれません。「四の橋」は、現在の国道上に位置しており、埋め立てられています。
四の橋

四の橋 少し着色してみました。

 
*写真のインクラ山(ノロ捨て場)は、東よりにあったのもが写っているようです。また、インクラインがあったかのかは調査中です。
昭和23年釜石市の空中写真 国土地理院より
https://mapps.gsi.go.jp/maplibSearch.do?specificationId=210332

●「五の橋」「六の橋」「七の橋」「八の橋」

「五の橋」「六の橋」「七の橋」「八の橋」

「五の橋」「六の橋」「七の橋」「八の橋」


◇「六の橋」
「六の橋」は上中島の線路をわたって突き当たりの周辺に位置しています。
昭和18年3月『釜石防空計画要図』には「六の橋」の記載があり、
2018年7月平成30年度釜石市郷土資料館企画展
(ホテルマルエHP内)

昭和27年の地図には「六の橋」はなくなっています。また国鉄の線路も変更されています。その時期に「六の橋」は埋立られてしまったのかもしれません。
昭和27年「六の橋」付近

昭和27年「六の橋」付近


 
現在の六の橋周辺

現在の六の橋周辺


◇「七の橋」
小川地区への曲がりに現存しています。
現在の七の橋

現在の七の橋


◇「八の橋」
野田団地への曲がりに現存してます。
現在の八の橋

現在の八の橋


●「九の橋」

「九の橋」「十」「十一」

「九の橋」「十」「十一」


◇「九の橋」
 「九の橋」は釜石線橋梁下に痕跡が残っています。
数字の名前のついた橋は「九の橋」までとされていますが、11の橋まで位置を確認してみました。10番目は松倉グラウンド付近 11番目は甲子中学校付近 書籍「釜石の橋めぐり」によると30番目まであったそうです。
 
現在の九の橋跡

現在の九の橋跡


●まとめ

橋の経路を辿ることによって、当時のSLの様子を垣間見ることができた気がします。
街中を走るSLの壮観な様子を想像してしまいますが、昭和36年には社線撤去促進協議会が結成され、昭和40年には社線撤去祝賀会が行われています。住民からは望まれ続けていたわけではないようです。需要低迷と人口増加による環境の配慮があったのかもしれません。
現在はSL銀河が運行していますので、当時の様子を重ねてみることも可能です。
 
釜石~大橋間の社線経路周囲には橋のほかにも、社線、鉄道遺構が沢山残っています。
 ・島式ホームの名残がある小佐野駅の造り
・小川アーチ橋梁とイギリス積みのレンガ 
2018年6月イギリス積みレンガと釜石(ホテルマルエHP内)
・洞泉駅跡の山側に残る石灰運搬空中ケーブル跡
等々

釜石社線、鉄道遺構の歴史探訪にふれる観光もいかがでしょうか?


●おまけ

所有の古い絵葉書の中に昭和初期の須賀海岸、おそらく嬉石町付近だと思うのですが、この長い橋は。桟橋?矢の浦橋?
壊滅と復興を繰り返す釜石には資料が多くなく、ディスカバリーな釜石を楽しめるのも観光の一つです。
須賀海岸

須賀海岸


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